医療通訳資格2次試験は難しくない!逐次通訳スキルトレーニング「リテンションとリプロダクション(日本語、英語)」とは?

医療通訳スキルトレーニング

こんにちは。

現役医療通訳士のSuzyです。

今回は、医療通訳の方法

「逐次通訳」のスキルを上げる

トレーニングの一つ、

リテンションと

リプロダクション」

ついてお伝えします。

リテンションとは「記憶の保持」のことで、

私たちは日頃から会話の中で自然に

行っています。

リプロダクションとは「再現する」ことで、

「おうむ返し」のような感じです。

医療通訳試験を目指す方だけに限らず、

「話聞いてる?」と指摘を受ける方や、

「さっき何の話してたっけ?」と

記憶が曖昧になる方にも、

ぜひ行っていただきたいトレニーングです!

もちろん、

医療通訳試験の

リスニングや

2次試験に

不安を持っている方

には、絶対おすすめ

です。

医療系YouTube動画もご紹介しますので、

参考にして頂ければ嬉しいです。

リテンションとリプロダクションはこんな方におすすめ!
  • 記憶力と理解力をしっかり身につけたい方
  • 試験まで時間的に余裕がある方
  • 基礎から逐次通訳スキルを強化したい方

リテンションとリプロダクションが

しっかりできるようになると、

正確な訳出ができるようになります。

ぜひ、日頃から取り入れてみて下さい。

では、解説していきますね♪

リテンションとリプロダクションの目的

リテンションとリプロダクションの目的は、

  • 記憶力と理解力を身につけるため

です。

言い換えれば、

「話者の話を正確に記憶して、

それを正確に再現するため」と言えます。

2次試験では基本的に

聞き返しNG(減点対象)なので、

一度で聞き取れるようにトレーニングする

必要があります。

私が2次試験に落ちた時は、

試験官に一回聞き返していました。

それだけが落ちた原因だとは思いませんが、

減点はしっかりもらったはずです。

面接試験って本当に緊張しますよね。

でも日頃から通訳トレーニングを

しっかりやってきたとうい事実が、

あなたに自信を与えてくれます。

地味なトレーニングからコツコツと

行っていくと、スキルはもちろん、

自信もつきますので諦めずに楽しみながら

行っていきましょう!

大丈夫です!私でも合格しましたよ!

リテンションとリプロダクションに必要な道具

リテンションとリプロダクションに

必要な道具

  • 耳と口
  • YouTube動画などの音源(音声のみで可)再生用デバイス
  • (ながらトレーニングなら)イヤホンやヘッドホン
  • (本気のトレーニングなら)自分のリプロダクションを録音できるデバイス(アプリなどの音声録音機能)

数単語ならいいですが、

センテンスほどの長さになると

自分が正確にリプロダクション出来ているか

確認するのが難しくなります。

後で詳しくお伝えしますが、

答え合わせをしっかり行う

「本気のトレーニング」の場合は

デバイスが2台あると楽です。

デバイス1台で音源を再生し、

すぐに自分の音声を録音出来るなら

(リテンションした内容を

忘れそうですが)、1台でもOKです。

詳しくは、この後の

「リテンションとリプロダクション

の方法」の下の方でお伝えします。

医療系YouTube動画の音源を使って

トレーニンする場合は、

アカウントを取得して

あなた独自のプレイリストを

作成しましょう。

プレイリストの名前は

  • 「日本語リテンションとリプロダクション/パラフレージング」
  • 「英語リテンションとリプロダクション/パラフレージング」

などにすると分かりやすいです。

パラフレージングとは

「別の言葉で言い変える」ことです。

パラフレージングも

通訳トレーニングの一つです。

同じ音源を使って行うので、

名前をつけるときは上記のように

するのもありです。

詳しくはこちらをご覧ください。

その他、YouTube活用方法などを解説した記事は、こちらをご覧ください。

Suzyおすすめの日本語の医療系YouTube動画

ここで使用する動画はシャドーイングと

違い、声のプロがナレーションを行う

動画じゃなくてもOKです。

英語の医療系YouTube動画は、

がおすすめ。

特に、楽しくトレーニングを行いたい方に

おすすめなのは、

『Doctor Mike』のYouTubeチャンネルです!

おすすめの理由としては、

  • Dr. Mikhail “Mike” Varshavskiは、NYCで診療を行う本物のドクター
  • YouTuberの様な軽くて短いコンテンツ
  • 医療英語がどんどん出てくる
  • 医療英語を分かりやすく説明してくれる
  • コンテンツが面白い(勉強のために動画を観ていることを忘れてしまう)
  • イケメンで笑顔が素敵

などなど。

「はたらく細胞」のレビューもしています♪

Real Doctor Reacts to CELLS AT WORK (Hataraku Saibō)

リテンションとリプロダクションの方法

リテンションとリプロダクションの方法は、

  • 音源を聞いたら、わざと音源を止めて(リテンション)、一言一句声に出して再現(リプロダクション)する
  • 日本語の音源を聞き、日本語で再現(日→日)
  • 英語の音源を聞き、英語で再現(英→英)

まずは訳すというストレスがない状態で

行っていきます。

つまり、日本語を聞いて日本語を、

英語を聞いて英語を正確に再現できるように

なりましょう。

リテンションとリプロダクションの

トレーニングは、

本来なら「ながら」では行えません。

しかし、あなたには日頃から気軽に

トレーニングして欲しいので、

Suzyは「ながら」をおすすめします!

口パク程度の軽いトレーニングなら、

家事をしながらや通勤中にイヤホンを

つければ全然大丈夫です。

日常生活の中にリテンションと

リプロダクションを取り入れて下さい。

この場合、答え合わせは無視です!

とにかくトレーニングすることが大事です。

センテンスごとなど多くの音を

一気にリテンション(記憶保持)

できるようになると、

自分が正確にリプロダクション(再現)

出来ているか確認するのが難しくなります。

それを確認できるのが、

スマホやタブレットの「音声録音機能」です。

本気のリテンションとリプロダクションの

方法(答え合わせ)

  1. PCから流れるトレーニング音源を聞く
  2. 音源を止める(リテンション)
  3. スマホの音声録音機能を使って自分の音声(リプロダクション)を録音
  4. 自分のリプロダクションを再生し、音源が同じ内容かを答え合わせ

もう一つ、音声文字起こし機能を使って

答え合わせを行う方法もあります。

しかし、Suzyはあまりおすすめしません。

なぜなら、正確にリプロダクション

出来ていても、音声が正確に文字起こし

されない場合があるからです。

ただし、自分の音声を聞くのが苦手な方は、

音声録音機能の代わりに文字起こし機能を

使って、答え合わせするのもありです。

日→日、英→英のリテンションと

リプロダクションに慣れたら、

  • 日本語→英語
  • 英語→日本語

と、訳してみるのもありです。

もちろんメモ無、そのまま再現します。

原稿(トランスクリプト、スクリプト)を

見ないのでリスニングがしっかり出来ている

必要があります。

日本語の医療用語に慣れる為には、日本語医療系YouTubeのシャドーイングがオススメです。

イヤホンを使用する場合は、

ワイヤレスが絶対おすすめです♪

リテンションとリプロダクションの量

リテンションとリプロダクションの量

  • 30秒〜60秒の音源(練習したい部分だけ再生)
  • 最初は2単語、3単語
  • 慣れたら1センテンス、2センテンス、3センテンス
  • 難しい医療英単語が出てきたら1単語で止めてもOK

通訳スキルのトレーニングは、

毎日30分を目標に行うことを

おすすめします。

リテンションとリプロダクションを行う環境

先ほどもお伝えしましたが、

リテンションとリプロダクションの

トレーニングは、

本来なら「ながら」では行えません。

しかし、気軽にトレーニングすることが

大事なので、

  • 家事をしながら
  • 通勤中

などをおすすめします!

正確な答え合わせは出来ませんが、

日頃からリテンションと

リプロダクションの癖をつけるように

しましょう。

本気のリテンションとリプロダクションの

トレーニングの際は、

  • 集中して音源が聞ける環境
  • 周りを気にせず発声出来る環境
  • 自分の音声を録音(答え合わせ)が出来る環境

が必要です。

リテンションとリプロダクションの次に行いたいトレーニング

リテンションとリプロダクションの

次に行いたい逐次通訳の

スキルトレーニングは、

  1. リテンションとパラフレージング
  2. 高速リスニング
  3. クイックレスポンス
  4. サイトトランスレーション
  5. ノートテイキング 

などです。

「リテンションとリプロダクションは

卒業した!」、

「2次試験までに時間的に余裕がある」

という方は、1から5の全てを同時に

少しづつに行っていくと効果的です。

「2次試験までに時間がない!」

という方は、

もっと実践的なトレーニングである、

3番以降のクイックレスポンス、

サイトラ、ノートテイキングに

焦点を絞って行うと良いでしょう。

その際は、生の題材である医療英語の音源や

資料を使って行いましょう!

余裕がある方は、以前お伝えしたオーバーラッピングやシャドーイングも継続していきましょう!

リテンションとリプロダクションのコツ

ここまで読んでいただいた方は

もうお分かりだと思いますが、

リプロダクション(再現)は、

リテンション(記憶の保持)がしっかり

出来ていないといけませんよね。

リテンションありきです。

まずリテンションが出来るように

なることが大事です。

リテンションのコツ

  • 情報を耳で聞き、頭で想像(映像化)して記憶
  • 頭の中の映像を呼び起こし、一字一句同じように発声する
  • 日頃から友人や家族、同僚との日常会話をこっそりリテンションしてみる
  • テレビやラジオのニュースやコマーシャルが聞こえてきたら、リテンションしてリプロダクションする!

特別なことだと思わす、日頃から

リテンションとリプロダクションを行う

癖をつけておきましょう。

リテンションとリプロダクションのまとめ

まとめると、以下のようになります。

  • リテンションとリプロダクションの目的は、記憶力と理解力を身につけるため。
  • リテンションとリプロダクションに必要な道具は、耳と口、音源再生用デバイス、「ながらトレ」ならイヤホンやヘッドホン、「本気トレ」なら自分の声を録音できるデバイス。
  • リテンションとリプロダクションの方法は、音源を聞いたら、音源を止めて、一言一句声に出して再現。まずは日→日又は、英→英。慣れたら日→英又は、英→日へ訳出してみる。
  • リテンションとリプロダクションの量は、最初は2単語、3単語。慣れたら1センテンス、2センテンス、3センテンス。
  • リテンションとリプロダクションを行う環境は、「ながらトレ」ならどこでもOK。「本気トレ」なら自分の声が録音(答え合わせ)できる場所。
  • リテンションとリプロダクションの次に行いたいトレーニングは、2次試験までに時間があるなら、全部少しずつ行う。時間がないなら、クイックレスポンス、サイトトランスレーション、ノートテイキングを集中的に行う。
  • リテンションとリプロダクションのコツは、映像で記憶する、日常生活の中に取り入れる。

いかがでしたか?

リテンションとリプロダクションは

記憶力と理解力アップにはとても有効です。

それを医療系の音源を使って行うと、

医療英語が覚えられるため

1次試験対策にもなります。

慣れてきたら、リプロダクションを

対象言語で行うこと(訳出し)に

チャレンジしましょう。

間違っても大丈夫!

どんどん口に出していきましょう。

特別なトレーニングと思わず

リラックスして日常的に行うと、

勉強感が無くおすすめです。

最初は難しいかもしれませんが、

諦めずに頑張って続けてみて下さい。

あなたがリテンションと

リプロダクションのトレーニングを

しっかり行って、

自信を持ってリスニングや

2次試験に臨めるように

なれればいいなと思います。

2次試験までに時間がない方にオススメ、クイックレスポンスに関してはこちら↓

独学でもしっかり答え合わせができるSuzyの勉強法、サイトトランスレーションはこちら↓

Suzyおすすめの医療英語に関する参考書はこちら↓

今回も最後まで読んでいただき、

ありがとうございました♪

コメント

  1. 門松はな より:

    初めまして!!
    来月に1級の2次試験が控えていて
    こちらのページに辿り着きました。
    とても参考になりありがとございます!

    差し支えなければ教えて
    ほしいです( ; ; )

    1.分からない単語、訳せない単語が
    出てきたときはどうしたら良いのでしょうか?…
    質問したら減点または返答して
    貰えないと聞きました…対応の仕方が
    分からず不安で仕方ないです。。

    あと大事な注意点を教えて頂けたら
    幸いです。。

    • SuzySuzy より:

      門松はなさん
      初めまして!
      お問い合わせ頂き、ありがとうございます。
      来月医療通訳2次試験を受けられるのですね。
      面接試験は不安ですよね。
      私も何度か受けたので、とても良くわかります。

      早速ですが、
      一つ目のご質問、分からない単語が出てきた時、訳せない単語が出てきた時の対応方法について。
      英単語が分からない場合、私ならその単語の意味を英語で説明します。
      実際通訳していて「心膜」と言われて”pericardium”が出て来なかったんですね。
      その時は、“the membrane surrounding the heart”のように訳しました。
      もし試験で同じ状況だった場合でも、私はそのように対応すると思います。
      単語自体の意味が分からない場合は、その単語について詳しく説明して下さいとお願いすると思います。

      二つ目、受験者の質問に対する対応について。
      事前の注意事項に「試験官に聞き返しても回答しません」のようなことが言われていないなら、
      返答してくれると思います。ただし、門松さんが仰る通り減点対象になり得ると思います。
      ただし、時と場合によるかもと思います。
      私が実際に受験した時、16なのか60なのか聞き取れなかったことがあり、聞き返したことがありました。
      録画・録音されているので、聞き返したからマイナス何点みたいな一辺倒な判断ではなく、
      他の方が見ても明らかにスタッフ側の発音がクリアじゃなかったと判断されたら、
      聞き返しても減点されないのかなとも思います。
      以上、全て私の憶測ではありますが。。。

      最後に、大事な注意点としては、
      医療通訳士としての自己紹介と通訳説明をしっかり行うこと。
      通訳士として相応しい服装であること。
      システマティックなノートテイキングを行うこと。
      気持ちの面では「自分の実力を見せつけてやる!」というくらい堂々と。

      まだ時間があるので、門松さんが弱いと感じているところを毎日(必ず毎日ですよ!)練習して、
      当日に臨んでくださいね。
      Twitter Spaceで毎週木曜日20時から医療英語・医療通訳公開トレーニングを開催しています。
      門松さんと同じように来月2次試験を受験する方や、医英検を受験するリスナーさんも来てくださっています。
      お時間があればぜひお越しください。
      Suzy

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